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1万歩漂流記2 vol.20 【下田】 -JR伊東・伊豆急行線の旅- 

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【前回までのあらすじ】

ライターよっしーが「蓮台寺」で吉田松陰ゆかりの地に趣き、温泉に入り蓮台寺の魅力を再発見。

今日の漂流地は・・・?

GO! GO! GO!

『 下田 』に到着した。

さあ、マンポケ(万歩計)装着完了!

1万歩漂流記2 -JR伊東・伊豆急行線の旅-の終着駅「下田」は
鎖国中の日本に開国を求めたペリーが寄港した地として有名。

そんな歴史ある町を、私ishiyaが行きます。

それではスタート!


下田駅改札

平日なのに人が多く、観光地としての人気の高さが伺える。

黒船電車同様、駅の改札も黒船のようで”下田へ来たぞ”と実感できる。


黒船発見

駅を出ると全長5メートルほどの黒船を発見。
細かい部分にまで精巧に作られており、町の象徴としての存在感を示している。

船が黒い理由は、防水と腐食防止、強度向上のためタールを塗っていたからだそう。


駅からすぐの雑貨屋さん『まいまいや』

かわいい形のうつわや、コップがありすべて300円で買えちゃう。
観光地だけど、おみやげ屋ではなく雑貨屋さんというのがポイントかな。


海沿いの船

「1万歩漂流記2」で観る海もこれで最後かと思うと、感慨深い気持ちになる。

JR伊東・伊豆急行線は、海辺の町から町を繋ぐ電車。
だから海がよく登場し、各ライターも海を眺めていただろう。
皆、この海を見て何を思っていたのでしょうか…。と、富戸に続き黄昏モードな私。

気を取り直して歩いていると、黒い怪しい銅像が見えるので近づいてみると

『ペリー艦隊来航記念碑』

下田条約締結により即時開港となった下田に、ペリー艦隊が次々と入港したのを記念として碑が建てられた。

ペリーが開国を要求せずにいたら日本が鎖国を続けていたら、
パンやコーラなんかの欧米の食文化は無かったのかも!?
コーラ大好きなので、ペリーに感謝の意を表し敬礼。


『ハリスの足湯

街中に突如現れる入場無料の足湯スポット
下田の海風の香りと足湯を満喫した私は思わず「極楽、極楽」と独り言。

これは、日本初のアメリカ領事館が設置された地にある。
その初代領事のタウンゼント・ハリス氏にちなんだものだそう。


『元気が出るイス』

お金がなくても元気が一番」とキャッチフレーズが書いてある個性的過ぎるベンチ。

学生帽にメガネをかけたフクロウ(?)が印象的。

イスから元気をもらって、再び下田のまちへ。


『SOUL BAR  TOSAYA』

BARでも喫茶をやっている所が多いので営業しているかなぁと覗きこむが、夜営業のみでした。残念。

ちなみに後日、聞いた話によるとこのお店はSOULBARとして全国的に有名なお店らしい。

他にも良いお店がありそうな予感を胸に歩いていくと、変わった風景の道に出る。


『ペリーロード』

下田の中心にはペリーにちなんだ道。

風情ある街並みと個性的なお店が集まっている。

「和」と「洋」のレトロな建物が立ち並び、あまり見かけない風景なのでおもしろく、屋根の形にそれぞれ特徴があった。


2軒目の喫茶店を発見『ジャジャ』

看板にレコードの数々が並べられている。私はレコードを趣味で集めて聴いているので、興味津々。

ワクワクしながら扉を開けようとすると、、、臨時休業。 残念。

下田の路地には名前からして個性的なお店がたくさんあり、歩いているだけで楽しい。
営業しているお店はないかと、歩き続けると


3軒目の喫茶店を発見

なまこ壁が印象的で雰囲気の良さそうなお店。しかも、灯りがついている。これは営業しているに違いない。

『邪宗門(じゃしゅうもん)』と看板に描かれている。

一体どんなお店なのでしょうか?早速入ってみましょう。

店内の様子

店内に所せましと並ぶ骨董品や本は、どれも御主人のセンスが伺えるものばかりで、蓄音機から流れ出るような
トランジスタラヂオが聴こえてきそう。まるで物語の主人公になったような気分に浸れる。

ボックス席は全て区切られていて、仕切りがあるのでゆっくり落ち着ける。


珈琲(480円)を注文

ブレンドにこだわりがあり、いい香りがする。そして当然の事のように、おしゃれな珈琲カップ。

歩き疲れた体に沁みわたる一杯の珈琲に感動する。1万歩を通じて知った、小さな幸せを噛み締めながらいただいた。



渡辺さんと佐藤さん

下田在住で仕事仲間の2人は、ランチの後によく「邪宗門」を訪れるそう。
「20年程前の高校生時代から店内の様子が変わらなく、ここへ来ると当時の私の事を思い出せるので、
来るたびに懐かしい気持ちになるんです。ここは、私にとって大事な場所。」と渡辺さんは、お店の存在に感謝していた。


マスターの神尾さん

「邪宗門」は神尾さんと奥さんのご夫婦で経営しており、変わらぬまま46年間続き、地元民に愛される憩の場。
マスターは店内の一角に”自分だけのスペース”を設けて、詩を書いたり絵を描いたりして過ごしている。

落ち着いた喋り方が印象的で、マスターの優しい人柄が滲み出ている。

お茶をごちそうになった

「とりあえず、一杯どうぞ。」お茶を出してくれた。小さい器がとてもかわいい。

以前は写真関係の仕事をしていた事もあり、私と写真の話で盛り上がった。

骨董好きな人は写真も好きという ひとつの結論が出て満足そうな顏をされており、素敵な時間を過ごせた。
皆さんも下田を訪れたら是非「喫茶 邪宗門」のマスターに会いに行こう!


1万歩達成!!

1万歩漂流記2 -JR伊東・伊豆急行線の旅-は終着駅を迎え、16駅見事コンプリート!!

各駅からの1万歩を歩き周り日常生活では気がつかない、
その土地ならではの魅力あふれる「何か」を発見し、伝えてきた行き当たりばったりの旅。
皆さん楽しんでいただけましたか?

この企画を通じて「私も、知らない土地を歩いてみたよ。自分の知らない発見や出会いに感動できましたよ。」という声も届いていて、私たちは嬉しい限りです。
今まで、1万歩の旅でたくさんの出会いや発見をしてきたしずふぁん!!ライター。
1万歩漂流記2 -JR伊東・伊豆急行線の旅-ご覧頂きありがとうございました。

今後もどうか温かい目で見守って下さい。

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-そしてここで告知!!

まだまだ、静岡県の魅力を歩いて伝えていきたいと思い、
次回から掛川駅から新所原駅を繋ぐ天竜浜名湖鉄道を漂流。

1万歩漂流記3 -天竜浜名湖鉄道の旅-

まだまだ歩くぞ!とライター各々は、気合い入りまくり。次回をお楽しみに!

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,,※この記事は2012年2月に公開しました。


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